時計の針、コロナで早まった
もうやるしかないという状況になって、やっと人はやるのですね・・・といういい例になりました。
コロナで亡くなられた方のご冥福をお祈りする一方で、社会経済の合理化、効率化が早まったことについてはいいことだと思います。
東日本大震災の時も感じましたが、一般的には悲しむべきことですが、その一方で私にとって助かったことはありました。
一応、述べておくと、岩手県の大槌町は私の両親の実家があり、毎年夏になるとかならずお墓参りに行く場所です。
あの街並み、風景は今も脳裏に焼き付いており、あの光景がみれなくなったことは悲しかったです。
あと震災時、私は福島県いわき市におり、直後の絶望的な空気感、恐怖感は今も覚えています。
話を元に戻しますと、ほんっと日本人は空気という魔物にあまりにも支配されすぎていて、地元にいた時も東京などにいた時も、つくづくしんどいと感じてきました。
分かりやすい例をあげると、周りが忙しそうで、自分は空いているのにその場を離れることができない、職場ではよくある状況でしょう。
エージェントというのは権威をもっている人を指し、場所を共有しているとどうしても権威者のいうことを聞かざるを得ない状況に追い込まれてしまう、だからエージェント状態というのは日本では空気と言い換えることができます。
テレワークによってこの状況から物理的に離れることができ、自分にとって快適に効率よく仕事、行動ができるようになるということです。
そしてテレワークを阻む強敵が「はんこ」。慎重で勤勉な日本人はこの「はんこ」の呪縛にとらわれれてきましたが、やっとコロナのおかげで逃れることができます。
まちがってもコロナになってよかったとはいいません。こうなってしまった以上、いい面を見つけて前に進んでいこうということです。
あと、私は大学院時代に退職給付についての論文を書いており、日本的雇用慣行のいいところは、普通の人よりは知っています。
知った上で上記のような意見を書いています。
アウフヘーベン、止揚の思考によって新しい道筋を考えていきましょう。
アウフヘーベンについては気が向いたら書こうと思います。